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県指定有形文化財   考古資料

いのうえやま(くわのやませいほう)きょうづかしゅつどひん
井上山(桑山西峯)経塚出土品
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  銅経筒 1口
紙本墨書法華経 8巻
白磁壷型合子蓋  1口
銅銭 1枚

 
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所有: 防府市・澄川 巌 (毛利博物館寄託)
所在: 防府市多々良
指定: 平成元年(1989)10月24日
 井上山は防府平野のほぼ中心部に位置する小山であり、現在は頂上部が平坦に削り取られ、防府市青少年科学館が建っている。この経塚は昭和62年(1987)に発見され、発掘調査が行われた。経塚とは経文を書写して経筒(きょうづつ)に納め土中に埋め、土を盛ったものである。
 経筒は総高35.3cm、口径8.3cmの鋳銅製で、高さ12.3cmの宝塔鈕(ほうとうちゅう)を持つ被蓋(おおいぶた)が付いている。筒身には細い線で「物部氏(もののべし)□行□□□□」と刻まれた銘があり、中には妙法蓮華経(みょうほうれんげきょう)8巻が収められている。一緒に出土した白磁壷型合子蓋(はくじつぼがたごうすふた)は表面に釉薬が施されている。また銅銭は元豊通宝(げんほうつうほう)(初鋳1078年)である。
 これらの出土品は平安後期から鎌倉時代のものとみられる。山陽町の物見山(ものみやま)からも同様の宝塔型のつまみをもつ経筒が出土しており、防長地域の経塚の特色を知る上で貴重な資料である。


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