| きりはたたまのおやじんじゃのぼんしょう |
| 切畑玉祖神社の梵鐘 1口 |
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| 所有: |
宗教法人 玉祖神社 |
| 所在: |
防府市大字切畑 |
| 指定: |
昭和60年(1985)4月1日 |
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切畑の玉祖神社は、右田大崎の周防一宮(いちのみや)玉祖神社を勧請(かんじょう)して若宮大明神と号したと伝えられている。古御輿(みこし)に応永(おうえい)3年(1396)の銘があったことからそれ以前の勧請と知られる古社である。
総高94.0cmであまり大きくはないが、均整のとれた美しい梵鐘である。撞座 (つきざ)の中心を通り、鐘身を一周する隆線の下はい中帯(ちゅうたい)・草(くさ)の間(ま)・下帯(かたい)の区別がなく、縦帯(じゅうたい)も隆線から下は省略し、その部分に渦巻く波濤(はとう)の間に隠顕する2匹の竜を大胆な構図で鋳出している。
銘文によると、若宮大明神には宝殿・鳥居・神器(じんぎ)などは備わっていたが、梵鐘だけが欠けていた。享保(きょうほう)14年(1729)の夏、大旱魃(だいかんばつ)が続き村人は神に雨を祈り、そのたび毎に恵みの雨が沛然(はんぜん)と降った。そこで8月15日梵鐘を鋳て、神恩に報い国家の安康を祝うこととしたとある。
鋳物師(いものし)は三田尻(みたじり)を本貫(ほんかん)とする野村氏を名乗る信安(のぶやす)・信吉(のぶよし)・信次(のぶつぐ)である。野村氏鋳造の梵鐘で現存する唯一のものである。 |
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