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市指定有形文化財   工芸品

どうづくりはち
銅造鉢 1口
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所有: 宗教法人 防府天満宮
所在: 防府市松崎町
指定: 昭和56年(1981)3月10日
 この胴鉢は、仏餉鉢(ぶっしょうばち)と呼ばれるもので、神前または仏前に米飯を供える飲食器(おんじきき)の一種である。飲食器が高い脚台をつけたものであるのと異なり、低い高台(こうだい)をつけた鉢形のものを仏餉鉢と呼ぶ。賽銭を受けたり、洗米を盛ったりするものとして用いられたものである。総高9.5cm、口径18.0cmである。
 銘文によると、文亀(ぶんき)元年(1501)10月18日、藤原信郷(のぶさと)が願主となり、大工家延(いえのぶ)が鋳造して、長門国吉田郡(下関市)の白花山蓮台寺の仏殿に什器(じゅうき)として奉納されたものであることがわかる。宮市(防府市)の末松家に伝わり、明治22年(1889)防府天満宮に奉納された。
 室町時代の仏餉鉢は県下では未知であり、願主・作者・制作年が明らかで資料として貴重である。


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