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国指定重要文化財   工芸品

こんどうほうとう
金銅宝塔 1基
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所有: 宗教法人 防府天満宮
所在: 防府市松崎町
指定: 昭和25年(1950)8月29日
 総高40.3cm、基壇・塔身・屋蓋(おくがい)・相輪(そうりん)の各部からなり、塔身と相輪は鋳製であるが、屋蓋は木製でその上を銅板葺としている。基壇は木心を入れ、上辺を銅板張りとしている。塔身は瓶形で、正面の扉板内側には右に不動明王立像、左に毘沙門天像を線刻している。内部には半球形緑瑠璃(るり)の珠玉(しゅぎょく)を安置している。
珠玉・扉板は後補である。
 塔身の後面に造塔の意趣を期した銘文が陰刻されている。それによると、承安(しょうあん)2年(1172)に周防国の目代(もくだい)として遣わされていた藤原季助(すえすけ)が願主となり、後白河法皇(ごしらかわほうおう)の長寿と後生をはじめとして、子孫繁昌、国土豊饒などを祈請するため、松崎天神(防府天満宮)の宝前に安置したものであることがわかる。
 小宝塔ながら、姿態が秀麗で、しかも制作年記が明らかなことで、当時の造塔形式と技術の優越を示す貴重な資料である。


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