もどる
トップページに
もどる
国宝   工芸品

てつほうとう(すいしょうごりんとうとも)
鉄宝塔(水晶五輪塔共) 1基
所在地を地図で表示します

 
この写真をクリックすると拡大表示します
クリックすると写真が
拡大表示されます
所有: 宗教法人 阿弥陀寺
所在: 防府市大字牟礼
指定: 昭和29年(1954)3月20日
 阿弥陀寺の鉄宝塔は、重源上人(ちょうげんしょうにん)が願主となって建久(けんきゅう)8年(1197)に鋳造された。鋳工は東大寺の大仏を鋳た日本鋳師を代表する草部宿祢是助(くさかべのすくねこれすけ)・助延(すけのぶ)・是弘(これひろ)たちである。
 総高301.3cm、屋蓋(おくがい)部・塔身部・基壇の三部をそれぞれ鋳造し組立てている。塔身部には両面開きの扉が付いていたが、今は失われている。その中には仏舎利(ぶっしゃり)七粒を納める、高さ13.9cmの水晶五輪塔を安置している。露盤および相輪は後補で、寛文(かんぶん)2年(1662)の修理銘がある。
 方形の基壇の四方の側面に銘文を陽鋳している。各面とも中央に金剛界四仏(こんごうかいしぶつ)の梵字(ぼんじ)をあらわし、その左右に阿弥陀寺の四至(しいし)・本尊・堂・塔・諸社の造立の趣旨、勧進(かんじん)・奉行(ぶぎょう)・檀那(だんな)などの名、造立紀年・鋳物師(いものし)などを詳細に記録している。
 この宝塔は、鉄塔としてはわが国最古の遺品で、金工史上の優作であるだけでなく、銘文が示す内容は歴史的意義も極めて深く、中世において金石文(きんせきぶん)中最も高い価値を有するとされている。


このホームページ内で提供される
テキスト、資料、写真、グラフィックス、データ等の
無断使用を禁じます。
Copyright 2001,Hofu Virtual Site Museum,Japan