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国指定重要文化財   絵画

しほんちゃくしょくもうりもとなりぞう
紙本著色毛利元就像 1幅
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所有: 財団法人 防府毛利報公会
所在: 防府市多々良
指定: 昭和25年(1950)8月29日
 この元就像は似絵(にせえ)と呼ばれる写実的な大和絵(やまとえ)の肖像画である。似絵は平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて盛んになり、戦国時代になると武将の肖像に禅僧の賛(さん)(書画のかたわらに書くことば)を加えた形式のものが多く、本図もこの系統に属している。縦90.9cm、横44.2cmである。
 賛の末行によると、元就が没して20年後の天正(てんしょう)19年(1591)2月14日に煕春龍喜(きしゅんりょうき)によって賛が書かれたことがわかる。画像の筆者については不明であるが、写実的で、大成した元就の風格をよく表しているといわれている。
 煕春龍喜は、京都東福寺(とうふくじ)の僧で、五山の禅僧として文名があり、元就の菩提寺(ぼだいじ)である安芸(あき)(広島県)洞春寺(とうしゅんじ)の住持嘯岳禅師(しょうがくぜんじ)の請によってこの賛を添えたものである。


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